悔やみ嘆く思い
「今日は疲れたなー」実花と野球部員何人かで自転車置き場までの距離を歩く。
「お前いつも疲れたじゃねーかよ」実花に突っ込まれた。
「まじで実花のいうとおりだし」
「また皆で俺をバカにするだろっ」
「だって翔太いじりやすいし」いかにも楽しんでいますって顔をしながら笑っている実花。
笑いながら歩いているとあっというまに自転車置き場。
「あのっ…!」俺たちは全員で振り向いた。女の子がもじもじしながら立っている。
その女の子の後ろには友達が2人ニヤニヤしながら立っている。
「どうした?」野球部で一番しっかり者の晃が口を開いた。見た感じ年下。
もじもじしている女の子がおもいきって口を開いた。