彼氏はヤンキー私はヤクザ!?
「何その顔?期待した?」
ニヤッと笑って竜也くんは、私をからかう。
「きっ期待とかしてないから!」
そう言ってプイッと私は向こうをむいた。
「そうだな…俺が、次のテストで赤点一つも取らなかったら優希をもらうわ。よし!決まり」
はい?
いやいや…
そんなこと勝手に決められても困るんですけど。
「決まりな?拒否権は、なし!」
そう言って竜也くんは、雑誌を読みはじめた。
私一言も『良い』なんて言ってないし!