彼氏はヤンキー私はヤクザ!?




時計を見ると5時をまわっていた。




「腹減ったー」



と広樹くんが言った。




「じゃぁ家に帰れよ」



竜也くんは、雑誌に目をやりながら言う。




「そこは『飯でも食いに行こう』って普通は言うだろ!な、真?」




「えっ俺っすか?俺は、どっちでも…」





そういえば私も、お腹空いたなぁ。




「優希ちゃんもお腹空いたよね?」




「えっうん」



「お前なぁ、人を巻き込むなよ」



竜也くんが雑誌を置いて立ち上がった。







< 218 / 330 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop