彼氏はヤンキー私はヤクザ!?
「ねぇ…理沙。やっぱり違い過ぎたんだね…」
理沙は
『うん?』って顔をしながら私をずっと見てる。
「やっぱりヤクザの娘は、普通に恋愛できないんだよ!!」
泣きながら喚く私に理沙は何も言わない。
理沙の立場から考えて
『そんなことないよ』
とか無責任なことを今の私に言えないと思う。
だから黙って私を見てる。
「もし…私が普通の家に生まれてたら、竜也くんと普通に恋愛して…こんなことにならなかったと思う…」
私は1人言葉を続ける。