彼氏はヤンキー私はヤクザ!?



―病院



病院に着いた私たちは、直ぐに手術待合室に走った。


そこには、お父さんと若衆5人程が居た。



「親父(おや)っさん…真は?」

聞いたタカに目を瞑ったまま首を横に振るお父さん。


「真が死んじゃヤダよ!お父さん!何でなの!?」

お父さんの肩を揺らしながら叫ぶ私。


みんな下を向いて何も答えない。



「優希、静かにしなさい。ここは病院だ」


「そんなこと言ったって真が「静かにしなさい!!」



喚く私にお父さんは、怒鳴った。


「お前が喚いたとこで何も変わらない。手術を待ちなさい」



「優希、座って待っとこう?」


理沙に言われてソファーに座った。




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