夏空のキセキ~星の記憶~
「ほら。見て見ろよ」
「わァ―…
キレー…」
「ここ多分この街で1番高い場所だと思うよ」
「そぅなんだ…
なんかいつも見てる星よりきれいだね!」
ニコッ
「/////そ、そーいえば夏休み天文部で今年も花火大会するってよ」
「ホント!?毎年盛り上がるもんね♪
てか本来の目的って星の観察でしょ?」
「まぁそれがいつの間にか花火大会になってたんだけどな(笑)」
「花火大会で思い出したけど、あたしらが1年のときさ。
裕也センパイが凌子センパイにみんなの前で告白したよねぇ」
「あれは裕也センパイをまじで男だと思ったよ
まぁ同時にショックも受けたけど(笑)」
「えっ?なんで??」
「今だから言えるけど、凌子センパイのこと好きだったんだよね」
「うっそー!!??
あたしも実は裕也センパイのこと好きだったんだぁ」
「二人して失恋してたのかよ(笑)」
「だねぇ…
今思えば、あんなお似合いな二人に入っていく隙間なんてなかったよね」
「オレらアホだったなぁ………」
「…………ねぇ…蒼衣…」
「んーっ?」