夏空のキセキ~星の記憶~
第3章
あっという間に夏休みになった


正直、蒼衣に会わなくてホッとしてる


「実夏~
ジュースないから買ってきてよ」

「えー
お姉ちゃんが行ってくればいいじゃん」

「好きなアイス買ってきていいからさッ」


「しょうがないなぁ」






「暑っつー
ちょっと歩いただけなのに汗だく

やっと着いた」


カラン♪カラン♪カラン♪


「ん~どのアイスにしよっかなぁ……」


カラン♪カラン♪カラン♪
「実夏ッ!」





えっ―…?



「蒼衣…とさくらちゃん……」

「何してんの?」



「お姉ちゃんにジュース買ってこいってパシられてんの

二人は?あっデートか(笑)
ラブラブですなぁ」


「……オレあっち行ってくる」


蒼衣なんか機嫌悪いのかな?


「付き合えてよかったね」
「うん!実夏ちゃんには感謝してる!!
本当にありがとう」


「あたしはたいしたことしてないよ

じゃぁあたしそろそろ帰るね」



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