ちょこ恋

と言いながら私に白い歯を見せるお兄ちゃんは、女子なら誰でも惚れちゃいそう。



なのに彼女いないんだぁ…



もったいない。



そう思いながら私もテレビの端を持った。



「せーのっ!!」



お兄ちゃんのかけ声に2人で腕に力を入れる。



お、重っ…



「やっぱり運べないですよ!お母さんにも手伝ってもらいましょ?」



「そうだね…さすがに持てなかったか」



と、しゅんとするお兄ちゃん。






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