ちょこ恋

「よろしく…お願いしま…」



そこまで言った時。



『バタン!!』



と、部屋のドアが開く。



現れたのは…



お兄ちゃん!?



お兄ちゃんは一生懸命走ってきたのか、ハァハァと息を切らし、額にも汗がにじんでいる。



「萌都乃!!…ハァ…大丈夫か!?…ハァ…こいつか!?…ハァ…てめぇ、俺の妹に何してやがる!!」



「お兄ちゃん!?」



止める間もなく、お兄ちゃんは執事さんに殴りかかる。








< 34 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop