ちょこ恋

気のせいだよね!!



「すいません、お兄ちゃんが…」



「いえ。…少し、困るようなことを言ってしまいましたが」



執事さんはニヤリと笑う。



先ほどとは全く違う笑顔。



「えっ?」



困ること…?



「…あっ!そろそろお着替えなさってはいかがですか?」



執事さんは話をそらす。



聞きたいことはたくさんあるのに、強制的に私は着替えることになった。







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