ちょこ恋

お兄ちゃんに何を言ったの…?



その“お”の字も言わせてくれないまま、私は執事さんに渡された服を見ている。



「着替えが終わったらお呼びください」



と言って出ていった執事さん。



だけど…



「どれ着たら良いのぉ!?」



目の前にはズラリと、何百着もの服が積み重なって置いてある。



全部見るだけでも明日になっちゃうよぉ…



「…えぇい!!」



私は適当にとった服に着替え、鏡を見た。







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