ちょこ恋
「…もっ、申し訳ありませんっ!!それでよろしいと思います。…ぁ…えっとぉ…あ、朝ごはん食べに行きましょう。お兄様がお待ちですよ」
と、あからさまに焦ってる執事さん。
「はっ、はい…」
私は赤らめた顔を冷やそうと、頭をブンブン縦に振った。
*゜。*゜。*゜。*゜。*゜。*゜。
リビング…といってもホールのような場所に着くまで、二人は無言だった。
リビングでは、お兄ちゃんとお母さん、10人ほどの執事や家政婦がいる。
お父さんは?
「お母さん、お父さんは?」
私は執事さんにエスコートされ、椅子に座った。