ちょこ恋

「…そっ、そんなことないもん!!」



私は頭を横に振る。



まさか当てられるなんて、思わなかった。



「…へぇ?顔に出てるけど?…まぁ、変なことしてもいいよ」



そう言って白い歯を見せる彼。



「なっ!!」



お兄ちゃんの一言に私は真っ赤。



「ははっ。嘘だって。どうせ明日から学校だから緊張して眠れないとかだろ?」



…当たってる。



「…そうだったら?」



「だから、一緒に寝てやるって言ってんの!!」



「えっ!だから良いってば!!」







< 53 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop