ちょこ恋
「…そっ、そんなことないもん!!」
私は頭を横に振る。
まさか当てられるなんて、思わなかった。
「…へぇ?顔に出てるけど?…まぁ、変なことしてもいいよ」
そう言って白い歯を見せる彼。
「なっ!!」
お兄ちゃんの一言に私は真っ赤。
「ははっ。嘘だって。どうせ明日から学校だから緊張して眠れないとかだろ?」
…当たってる。
「…そうだったら?」
「だから、一緒に寝てやるって言ってんの!!」
「えっ!だから良いってば!!」