君は僕の…僕は君の…

遥はたまらず目をそらした。






…なんだか気まずい




その場から逃げるように歩き出した瞬間、





「秋だよ。」




えっ…




弾かれたようにその男子生徒を見た。




「僕、今日からこの学校に通うんだよ。」




「て、転校生?」



そう答えた遥の顔を秋はまじまじと見た。




「秋…君…?よ、よろしくね。私、藍沢 遥。3組。その調子だともしかして同じクラスなのかな…」



あんまり見てくる秋に遥はたまらず言った。




それでも秋は今度は信じられないものでも見るかのような顔つきで、遥の事を見ていた。
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