君は僕の…僕は君の…

「氷山…君?…だよね。私にだって用はあるし、それをなんで今日初めて会うあなたにいちいち言わないといけないのかな?」






「初めて…ねぇ…」






「とにかく私、急いでるから」







遥は走って教室を後にした。









なんなのよアイツ…





なんで睨まれなきゃいけないわけっ








理科準備室の前にたどり着くと、遥は若干不機嫌な表情でドアをノックした。
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