君は僕の…僕は君の…
「な…に言って…」
「佐伯 敏哉ならいーのかって言ってんだよ…」
遥は体中の血の気が引いていくのを感じた。
どーして…
…なんで…トシ兄のこと、知ってるの?
遥はパニックになった。
「いーのかな、先生と付き合って。
教師と生徒なのになぁ……
…こんな事が知れたら大問題になるよね」
「な…なに訳わかんない事言って」
スッ…
遥の目の前に、
秋の携帯電話が現れた。
その画面には、
「コレ、証拠写真。」
秋の携帯電話の中には、敏哉と遥がキスをしている画像が写し出されていた。