君は僕の…僕は君の…
僕は3歳の時に、親に捨てられ、
この施設に来た。
この施設は、中年の夫婦が仕切っていた。
僕は3歳という幼い時期から、自立を迫らされた。
自分の事は全部やり、遊ぶ事も許されず施設の中の役割分担の仕事をさせられていた。
この施設の子供達は、それが当たり前のようになっていた。
誰も文句を言わず、ただただ…
この中年夫婦の機嫌を損なわないように、それだけを考え、生活していた。
失敗したり、自分の意にそぐわない事をすると、
中年夫婦は、
殴ったり叩いたり、蹴ったり、ご飯を抜きにしたり、部屋に閉じ込めたり、
いろんな仕打ちをしてきた。
みんな、
恐がっていた。