君は僕の…僕は君の…



『…誰?

…私に何か用?』








僕は足元から地面が崩れ落ちるような

感覚に陥った。








…誰…?






今、誰…って言った…?








僕の頭の中はパニック状態で、

何が何だか訳も分からず…







ただ一つ感じるのは、







絶望感 …











どうして?


…君は僕の事が分からないの…?











…僕も成長したから、かな?










そう思い直し、

名前を名乗る。









しかし、




遥は分かってはくれなかった…













もしかして…
















僕の事、


覚えていないの?









忘れて…いるの…?












状況についていけない頭とは別に、










僕の感情は、




沸々と怒りに似た感情が湧き上がってきた…











その感情は

抑える事も…どうする事もできず、




ただただ

僕の全身を支配しようとしていた…









< 96 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop