銀髪の王子と黒髪の王女
すると、スヤスヤと寝息が聞こえてきました。
「? 王女?」
見ると安心したのか、王女がイスに座ったまま寝ていました。
王子は王女を抱きかかえて、ベッドに寝かせてあげました。
王子はその隣で寝ることにしました。
「おやすみ、王女」
王子はふと思いました。
そういえば、初めて会ったときも傍で寝ていたな。
王子は苦笑しながら、眠りにつきました。

翌日、四人は北の森へと出発しました。
「王女〜。昨日はどこにいらしたんですか〜?」
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