銀髪の王子と黒髪の王女

「王女！いたら返事をしてください！」
「おーい！王女さーん！どこ行っちまったんだろうな・・・・・・。嬢ちゃん！」
青年は少女を呼びました。
青年とは別の方向を探していた少女は、青年の方へ振り向いて小走りしてきました。
王子は探すのを止めて、二人の方を見ました。
青年は目の前に来た少女に一つ提案をしました。
「魔法で探せないか？　嬢ちゃんなら出来るだろう？」
その言葉に少女は「そりゃあ、まあ」と言って頷き、少し考え込みました。
王子は二人の行動を見て、二人に駆け寄りました。