銀髪の王子と黒髪の王女
北の森に住む魔法使い<後編>
ブツブツと呪文のようなものを言うと、髪飾りが光りだしました。
しばらくすると、髪飾りは魔法で一匹の蝶になっていました。
少女は蝶に向かって命令しました。
「王女のもとへ案内して!」
すると答えるように、蝶は王子の手から飛び立ちました。
蝶はヒラヒラと森の中を飛んでいきました。
「行くわよ!」
「ああ!」
「おう」
三人は蝶の後を追いかけました。
その後を追いかける者達がいることも気づかずに・・・・・・。
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