銀髪の王子と黒髪の王女
王女は王子がブツブツと言ったことに、思わずぷっと吹き出して笑ってしまいました。
少女もクスクスと声を出して笑っていました。
青年は楽しそうに、ニコニコしていました。
魔法使いは微笑みながら言いました。
「あなたも噂どおりですね王子。そんな王子だったから王女の国の王様は気に入ったんですよ。あなたのことを・・・」
「? 何故だ?」
王子は魔法使いの方を向いて言いました。
「だってあなた、ここにいる王女と大差ないんだもん。完璧じゃないからこそ気に入ったのよ。王様は・・・」
少女もクスクスと声を出して笑っていました。
青年は楽しそうに、ニコニコしていました。
魔法使いは微笑みながら言いました。
「あなたも噂どおりですね王子。そんな王子だったから王女の国の王様は気に入ったんですよ。あなたのことを・・・」
「? 何故だ?」
王子は魔法使いの方を向いて言いました。
「だってあなた、ここにいる王女と大差ないんだもん。完璧じゃないからこそ気に入ったのよ。王様は・・・」