銀髪の王子と黒髪の王女
魔法使いは微笑んだまま、少女に言いました。
「それは私の態度次第で決めるということですか?お嬢さん」
「ええ。その通りよ!もし王子にかけた魔法を解くのなら、それでよし。でも魔法を解く気がないというなら、あたしがこの手であなたを倒す!!」
「おっと、嬢ちゃん。俺もいること忘れないでくれ!俺は嬢ちゃんに借りがあるからな。嬢ちゃんは王女に恩があるみたいだし、手伝う為にここまで来たんだからな!」
青年は剣を抜いて、構えて言いました。
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