銀髪の王子と黒髪の王女
王子も剣を抜き構えました。
「俺はこの体を元に戻す為なら・・・どんなことだってしようと思っている。さぁ、答えを聞こうか?」
「私だってその為に来たんです!むやみに命を奪いたくありません!それともあなたはその王子に恩でもあるのですか!?」
王女は魔法使いに言いました。
四人と魔法使いの間に緊張が走りました。
「別に恩はありません。ただ頼まれたから、魔法をかけただけですから。まあ、多少の見返りは頂きましたが・・・。それだって、終わってしまえばそれまでです」
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