銀髪の王子と黒髪の王女
王女の喋った後全員が黙り込み、出方を窺っていました。
隠れている人物からの返事は、弓矢による攻撃でした。
森の中から、何本もの矢が飛んできました。
王子はとっさに王女の前に立ちました。
今度の矢は普通の木で出来た矢でした。
青年は矢を剣で全て叩き落としました。
少女は隠れている人物がいる方を向いて杖をかざして、叫びました。
「彼の者に幻を見せろ!」
杖の先が光りだした途端、隠れている人物のいる方から何かに怯える、叫び声が上がりました。
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