No Way !

お昼過ぎのカフェテリアは混んではいないものの、思い思いに午後の一時を楽しむ人々がいる。

そんな中で私たちのテーブルにはこの場の空気にそぐわないもやがかかったものが流れる。

不穏な空気を持ち込んだのが自分だということはしっかりとわかっているが、唯人の姿を見た途端に安心して流れ出てきてしまった気持ちはもう仕舞いようがなかった。

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