コーチと私の甘いオトナの秘密
『左…か?』


お皿の下辺りを指で押す

『痛いのか?』


『痛みはありません。でもプレー中にまた…恐いんです』


コーチは私の膝をぐいぐい押しながら


『水がたまったのか?抜いたか?』


凄い…なんでわかるんだろ

『自然に吸収させる治療で…』


コーチは立ち上がった。


『お前がバスケやりたいんなら、力になる。膝をおれがサポートしてやるよ』


なんだろ…胸が…


キュンキュンしてるっ!


ドキドキしてるっっ!


『は…い。』


『マネージャー。入部手続きだ。…コートネームはキャプテンからもらえ。明日から練習にこい。』



『はいっ』

あちゃ。入部しちゃった。
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