コーチと私の甘いオトナの秘密
試合が終わる頃


男子の試合を終えた幸太コーチが駆け付けてきた


『大丈夫か?ん?』


私の泣き腫らした目を見て…優しく声をかけてくれた。


私をおぶって タクシーくるまで…


泣きじゃくる私に

まるで小さい子にするように


あやすように…身体を揺らすコーチの背中を涙で濡らした


『膝じゃなかったな。』


『私ばっかり…ぐすっ…』


『俺も…いつもそう思ってた。無茶なプレーするやつゴロゴロいるのに、なんであいつら怪我しないんだろなって…』


『うん…』

泣き疲れて、コーチの背中で目を閉じた。


コーチの背中…広いなあ
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