コーチと私の甘いオトナの秘密
『幸太コーチってさ、うちのバスケ部だったんだよ〜。で体育教師で帰ってきたってわけよ』


知ってるし。そんな基本情報。


『彼女っていないみたいだよねっ』

『え〜。いるでしょ。いなきゃ、こっち系?』

クネクネする誠センパイ。

『なんかさ、兄弟多くて、大変みたいだよね。弟の勉強みたりしてさ』


そうなんだあ。

あの時の風太くん、6男だって言ってたもんねぇ…


『バスケと家族一筋で女に興味ないかもよ?キャハハっ』


いや、興味はあると思うな。耳を真っ赤にしてたし。キャハ。


『疾…なに赤くなってんのさ。あんたコーチに手を出さないでよっ。コーチがクビになったら、教頭が顧問になるしっ』


『マジいやだ〜っっ』
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