守護まにゅある!
顔見知りと適当に挨拶を交わしながらゆっくり歩く。
今日はバイトだったな・・・めんどくせ
マフラーに顔を埋めながら溜め息をついていると、軽く背中を叩かれた。
「お前もう帰るワケ? ちょーっとヒマない?」
「弥彦・・それは新手のナンパか?」
弥彦<ヤヒコ>と呼ばれた男は首を横に振って否定した。
「ちょ、男をナンパとかしないから! レポート手伝って欲しいだけだから!!」
「またかよ お前ほんっと学習しねぇな」
「うっせ! んで返事は?イエスかハイ!!」
「拒否権なしかよ・・・」
苦笑いをしながら、階段を下りようと一歩進んだ瞬間。
−ワタシイガイトフタリキリダメヨ
「は・・あぁあああ?!!」
誰かに背中を押されたような感覚がした途端、足を踏み外して思いっ切り転げ落ちた。
手すりに掴まろうと手を伸ばすと、そこにはたまたま釘が出ていたらしく生々しい音をたてて、手の平に刺さっただけで終わってしまった。
・・俺、死ぬのか・・・?
頭が強く床にたたき付けられる。
「榊!!? 誰かっ 来てくれ!!!」
その衝撃で雅之は弥彦の叫ぶ声を聞きながら意識を失ってしまった。
今日はバイトだったな・・・めんどくせ
マフラーに顔を埋めながら溜め息をついていると、軽く背中を叩かれた。
「お前もう帰るワケ? ちょーっとヒマない?」
「弥彦・・それは新手のナンパか?」
弥彦<ヤヒコ>と呼ばれた男は首を横に振って否定した。
「ちょ、男をナンパとかしないから! レポート手伝って欲しいだけだから!!」
「またかよ お前ほんっと学習しねぇな」
「うっせ! んで返事は?イエスかハイ!!」
「拒否権なしかよ・・・」
苦笑いをしながら、階段を下りようと一歩進んだ瞬間。
−ワタシイガイトフタリキリダメヨ
「は・・あぁあああ?!!」
誰かに背中を押されたような感覚がした途端、足を踏み外して思いっ切り転げ落ちた。
手すりに掴まろうと手を伸ばすと、そこにはたまたま釘が出ていたらしく生々しい音をたてて、手の平に刺さっただけで終わってしまった。
・・俺、死ぬのか・・・?
頭が強く床にたたき付けられる。
「榊!!? 誰かっ 来てくれ!!!」
その衝撃で雅之は弥彦の叫ぶ声を聞きながら意識を失ってしまった。