守護まにゅある!
定期的に何かを刻む電子音が聴こえる。
空気を吸い込めば鼻をつくのは薬品の匂い。
ゆっくりと目を開けると最初に見えたのは清潔感あふれる白い天井。
身体の感覚を確かめるため、手足を軽く動かしてみたりするとそれらはきちんと言うことをきいてくれた。
・・生きてる
それが確認できると身体の強張りが消えた。
心臓と同じリズムを刻む電子音。
腕に通された透明な管を繋ぐ点滴。
それらを目にしてやっと自分が病院にいることが分かった。
「・・ですから、!」
不意に扉が開いたので、目をやると白衣を着た初老の男性が入ってきた。
多分、この病院に勤めている先生だろう。
顔つきが少し恐い。
雅之が起きていることを確認すると、そばにいた看護師に何か伝えて何処かへ向かわせていた。
「榊さん どこか調子が悪い所などありませんか?」
「い、いえ 特にないです」
物腰の柔らかい口調に安堵しつつ答えると、先生はふむ、と呟きながらカルテと思わしきものに書き入れていた。
「一応、念のために検査しておきましょう 打ったのが頭ですから」
「はい ・・しばらくは入院、ですかね?」
「そうなりますね まぁ検査入院ですから二、三日したら退院できますよ」
「本当ですか?! 良かった・・・」
空気を吸い込めば鼻をつくのは薬品の匂い。
ゆっくりと目を開けると最初に見えたのは清潔感あふれる白い天井。
身体の感覚を確かめるため、手足を軽く動かしてみたりするとそれらはきちんと言うことをきいてくれた。
・・生きてる
それが確認できると身体の強張りが消えた。
心臓と同じリズムを刻む電子音。
腕に通された透明な管を繋ぐ点滴。
それらを目にしてやっと自分が病院にいることが分かった。
「・・ですから、!」
不意に扉が開いたので、目をやると白衣を着た初老の男性が入ってきた。
多分、この病院に勤めている先生だろう。
顔つきが少し恐い。
雅之が起きていることを確認すると、そばにいた看護師に何か伝えて何処かへ向かわせていた。
「榊さん どこか調子が悪い所などありませんか?」
「い、いえ 特にないです」
物腰の柔らかい口調に安堵しつつ答えると、先生はふむ、と呟きながらカルテと思わしきものに書き入れていた。
「一応、念のために検査しておきましょう 打ったのが頭ですから」
「はい ・・しばらくは入院、ですかね?」
「そうなりますね まぁ検査入院ですから二、三日したら退院できますよ」
「本当ですか?! 良かった・・・」