怪奇愛好家。

「そういや、お前の一人称が
 ‘僕’なのは父親ゆずりか」

亮太郎が言った。

「そうだけど、何で知ってるの?」

「勘だ」

「やっぱりお前ニュータイプなのかよ」

「そうかもしれないな」


そんな会話をしながら歩く。

もうすぐ菜月ちゃんの家だ。



4話 終
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