怪奇愛好家。

「と、言う訳でさ。
 その2人には感謝しきれないんだ」


いやいやいや、
それはなんか違うだろう。


流石の亮太郎もちょっと引いている。

「都市伝説で、似たような話はあるけど、
 まさか自分がやられるとは思わなかったよ
 電話も俺、どこにあるのか
 分からなかったしさ」


「……一体どれだけ散らかってたんですか」

「だからゴミ屋敷って感じだったんだよ」

自分で電話機の場所が分からず、
人が1人、ずっと隠れてても
気付かないぐらいか……


「まあ、綺麗好きになったんですし、
 よかったですね!」

亮太郎は持ち直したらしい。
切り替えの早い奴だ。


それにしても、啓吾さんの幼馴染、怖い。



早く菜月ちゃん、帰ってこないかな。



5話 終
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