怪奇愛好家。

「お待たせ!
 それじゃ、行きましょうか」

今日の菜月ちゃんの私服は……
あれ、黒じゃない?!

や、別に黒くなきゃいけない訳じゃない。


そんな感想を抱きつつ、立ち上がる。

「いってらっしゃい」

やっぱり啓吾さんたちは行かないんだ。

「あとは若い2人で楽しんできてください」

お前の方が若いからな、亮太郎!


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