怪奇愛好家。

教会についた。


「ねえ、あれって……」

入り口近くは、2手に別れていて、
一方には木が生えていて、
その奥に天使の像があった。

もう一方は、普通に教会の入り口へ続いていた。


その木が生えている、
天使の像の近くに、人が倒れていた。





「救急車じゃなくて、
 警察の方がいいかしら」

菜月ちゃんは、
倒れている人に近づいて言った。

「……その人……」

「多分、もう亡くなってるわ」

なんで、こんな所で。



「でもほら、この人、
 なんだか幸せそうな顔をしてる。
 ……願いは叶ったのかしら」


そんな事、気にしている場合じゃない。


「……とにかく、
 とりあえず教会の人に知らせてこよう」


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教会の人に知らせ、
そして警察が呼ばれた。


僕たちは気付かなかったけれど、
どうやら奥にもう1人、居たらしい。
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