怪奇愛好家。

「授業の準備をしようと、
 音楽室に来た先生に、
 彼女は発見された。

 ――遺体でね。

 彼女の体には、
 動物の物らしき足あとがついていたの。
 それはもう全身に満遍なく、痣として。

 だから誰も居ないはずの音楽室から、
 ピアノの音が聞こえてきて、
 それがもしねこふんじゃったなら、
 絶対に中を覗いてはいけないの」


……怖い話……なのかしら?
あと、タイトルは‘踏んだ’じゃなくて
‘弾いた’が正しい気もするけれど……
まあ、そんなものか。
学校の怪談だしね。
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