怪奇愛好家。

「次、行きます!
 無限の本。

 図書室で、とある男子生徒が
 1冊の本を手に取りました。

 その本には、タイトルも著者名も無く、
 それが逆に彼の興味をひきました。

 表紙を開き、ページを捲る。
 彼は思いました。
 こんなに面白い本、読んだ事が無い!

 そのまま彼は座り込んで、
 本を読み続けました。
 薄い本だったからです。

 しかし、読み始めてみると、
 意外にもその物語は長かった。
 1時間、2時間経っても、読み終わらない。
 その内に、彼もここでは読まずに、
 一旦本を閉じて借りていこうと思った。
< 158 / 285 >

この作品をシェア

pagetop