怪奇愛好家。

 その削られた指の怨念なのか、
 はたまた余計に削られてしまった
 鉛筆の物なのか。

 時々、急いでいるからと
 慎重に使っている生徒の指までを、
 鉛筆削りの中に押し込もうとする
 謎の力が働く事があるのです!

 だから、あの鉛筆削りを使う時は
 くれぐれも、気をつけて。
 だけど不可抗力もあるから、
 時には諦めも肝心ですよ。 おわり!」


笑いどころなのか、
反応に困る話を挟むのが、
この学校の流儀なのかしら。

話の順番が決まっているのかそれとも、
話し手の自由なのかはわからないけれど。
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