怪奇愛好家。


――その公園には、井戸がある。


昔々、戦前から使われていた井戸だ。

その頃には、飲み水、炊事、洗濯。
さまざまな事に重宝されていたけれど、
今は災害時に消火用に、位の用途を
想定されて残されているけれど、
使われることはまず無いに等しい。

そんな井戸だ。



だけれど、そんな井戸にも
活躍する時がくる。

そう、肝だめしだ。



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