怪奇愛好家。

その後もいくつか菜月ちゃんに答え。
最終的には……


「お姉さまが帰っちゃったら寂しいけど、
 それでも私、お姉さまが
 幸せになれるように祈ってます。
 私も頑張ります!」

で、締められた。


どうやら似たような会話は、
幾度と無く繰り返されているらしい。

そして、菜月ちゃんの頑張りの結果が
異次元トンネル探索とからしい。



「よーし、ついたー!」

車を停め、留衣さんは伸びをした。



そして車を降り、
公園の入り口まで来たところで
ようやく僕は知った。




‘血の公園’の、
恐らくこれが真実であろう由来を。







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