怪奇愛好家。

「はは、大丈夫、その人女の子だから」

そう言って僕の頭をぽんぽん叩いてくる。
からかってるのか?
話題が飛び飛びじゃないか?

「え、え?」

それはそれで別の衝撃があります。

恋愛感情なの?友愛なの?
なんなの。


「あ、ほら、来たみたい」

目線の先には、
新たに空き地に入ってきた黒い車がある。

また黒か。
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