Love syndrome〜溺れるように惹かれていくんだ〜
「課長…」
私が思わずそう声を上げると、課長は眉間にしわを寄せた。
「…二人きりの時は“課長”とか言うなよ。名前で呼んで?」
そう言いながら私の手の中にあるマグカップもテーブルに移動させる。
そして、顔を近づけてきた。
「………止めらんねぇ」
そう呟いて、私の唇を奪う。
「…ン、昴さ」
私がキスの合間にそうこぼすと、キスはいっそう激しくなった。
昴さんは一方の手で私の頭を支え、もう片方の手は私の腰に回す。
そしてそのまま深く深く、私の口内を犯し続けるのだった。