Love syndrome〜溺れるように惹かれていくんだ〜
Love syndrome
「―――――んで、まだエッチはしてないと」
「ち、ちょっと静香!…そんなこと言わないでよ」
昴さんと正式に付き合うことになってから早1ヶ月。
静香とお昼を食べているときに、私は思いきって相談をすることにした。
………あの日以来、何回か昴さんちに泊まりに行くことがあった。
しかし、いつもキス以上先に進まなかった。
「…私、魅力ないのかなぁ?」
私が机に突っ伏しながらそう呟くと、静香は私の肩を叩く。
「なに言ってるの!…きっとさ、詩穂が好きだからだよ」