Love syndrome〜溺れるように惹かれていくんだ〜





午後の仕事は、高野課長が会議に出ているため私は1人で資料室の片づけをしていた。


ほこり臭い資料室の中は棚に入りきらないファイルがう床にうずたかく積まれていて、私はそれらを新しく設置された棚にしまうよう言われたのだ。



「ゲホッ、ゲホ!…もうなんなのよ〜……」


少しファイルを動かすとほこりが舞う。
そのたびにむせながら、なんとかファイルを整理しかけていたときだった。


―――ガツンッ!



「わっ!?」


私はよろけた拍子に別の棚に身体をぶつけてしまった。


―――ドサドサドサッ!





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