Love syndrome〜溺れるように惹かれていくんだ〜




その言葉を聞いて、やっと私の頭は冷静になってきた。


なるほどね〜…って!



「ちょっ、課長!?」


「うるさい。黙れ」






そう言う声を最後に、資料室内は静かになる。


…私の唇が高野課長の唇で塞がれて、声を出すことができなくなったからだ。



「ンッ!………」


私の目の前には課長の整った顔が本当に間近に見える。


一瞬思考回路が止まってしまいされるがままだったが、次の瞬間とっさに高野課長の身体を思いっきり突き飛ばしていた。





< 26 / 138 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop