Love syndrome〜溺れるように惹かれていくんだ〜
私がぽかんとしていると、先輩は私に詰め寄ってくる。
そして、にらみつけるような視線で私を上から下までじっくりと見るのだった。
「………高野さんに新人が付くなんてあり得ない。あんた、おおかたあの人と寝てねだったんでしょ?」
そう語る先輩の表情は明らかに“嫉妬”。
…なんか勘違いされてる!?
「いえ、あの…そんな訳ないじゃないですか」
「嘘!だったら最近私が高野さんに誘われなくなったのはなんでよ!?」
先輩は八つ当たりのように私にわめき散らす。
私は、どうすることもできず俯くほかなかった。