Love syndrome〜溺れるように惹かれていくんだ〜
すると、先輩は今にも泣き出しそうな顔で高野課長にすがりつく。
「そんなこと言わないで!私は、高野さんが………」
そう言う彼女を、課長は冷ややかな視線でにらみつける。
そのあとで、冷たく言い放った。
「―――俺、こいつが好きなんだ。誤解されたくないから、もうやめてくんないかな?」
………は?
な…課長、一体なに言ってるの!?
「―――――っ!…許さないんだから!」
先輩はそう言い残し、会議室から出ていった。
出て行く瞬間、私をにらみつけながら。