Love syndrome〜溺れるように惹かれていくんだ〜





高野課長はコーヒーを飲みながら話し続ける。



「いいじゃないか。俺はこれ以上女たちにつきまとわれなくていいしおまえには彼氏ができる。…どうせファーストキスだ何だって騒いでた位なんだから彼氏だっていないんだろ?」


そう言ってクスクス笑っている姿は、人の魂を奪ってしまう悪魔のよう。


この魅力にとりつかれたら、きっと逃げることができないんだろうな。



「あーあ、そうですかそうですか!」


「なんだその態度。わざわざ飯に連れてきてやったのに」


私は拗ねたような口調になると、課長もむっとした表情になるのだった。





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