恋愛遍歴-愛を求めた日々-

希は、奈美を祝うために、色々と考えていた


『希に任すよ。
奈美の門出だからね、派手にやりましょう』

と決まった後は、奈美ののろけ話を散々聞かされた希は、
顔を引きつらせながら茜に報告していた。


『そっか…。
奈美はそんなにラブラブだったんだ…。
いいことじゃないですか』


「茜は、いつになったら幸せになるの?
拓也さんとはどうなってるの?」


”やっぱりそう来たか、てか…、奈美とグルになってるんじゃないの”


『どうもなってませんよ。
ってか、どうにもならないよ。
拓也を好きだったのは、昔の話だからね』


”希が今日来たのは、それが聞きたかったからか…”


今日はちゃんと話そうと茜は思った。

< 350 / 399 >

この作品をシェア

pagetop