恋愛遍歴-愛を求めた日々-
「昔の事って思わなくていいんじゃない。
だって、わざわざ茜に逢いに来たんでしょ。
それは、拓也さんがまだ茜の事が好きだからじゃないの」
この話を聞いて、茜はこの間、拓也と話した事を希に話した。
「茜…、拓也さんが昔の真相を話すためだけに姿を現したなんて思ってないでしょう。
拓也さんは、茜を受け入れるために現れたんじゃないの。
素直に胸に飛び込めばいいんだよ。
光さんだって、その方が喜ぶと思うよ
光さんを引きずってたら、茜はこのまま前に進めない。
拓也さんは、茜の過去を知ってて、それでも受け入れてくれる人じゃない。
茜が、弱さも見せられる人でしょ」
”予想通りの言葉が返って来た”
「いつまでも過去に留まってちゃダメだよ。
人生、もっと楽しもうよ」